【8月6日 AFP】ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」は3日夜から4日未明にかけ、隣国カメルーン北部の村を襲撃し、135人を拉致、少なくとも8人を殺害した。警察と地元住民らが5日、明らかにした。

 襲撃を受けたのは、極北(Extreme North)州のチャカマリ(Chakamari)村。隣村の自警団のメンバーはAFPの取材に対し、「ボコ・ハラムのメンバーが月曜の夜から火曜にかけ、チャカマリ村の住民を襲った。女性2人と男性6人の8人が殺された」と述べた。襲撃犯らは多数の家屋に火を放った後、135人を人質として連れ去ったという。警察筋もこの死者数と拉致された人数を確認した。

 ボコ・ハラムはこのところ、拠点のナイジェリアから国境を越えた隣国での襲撃事件を繰り返している。カメルーン北部ではここ数週間に5件の自爆攻撃が起きており、中には少女や女が実行犯だったものも含まれている。(c)AFP/Reinnier Kaze