【8月5日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke 04)を退団していたケヴィン・プリンス・ボアテング(Kevin Prince Boateng)が、ポルトガル1部リーグのスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)加入へ近づいていることがわかった。4日、地元メディアが報じた。

 ボアテングはこの日、リスボン(Lisbon)の空港へ降り立ったところをテレビのカメラに捉えられたが、ノーコメントを貫いた。メディアは、ボアテングがスポルティングと2年契約を結ぶと報じている。

 現在28歳で、ガーナとドイツの国籍を持つボアテングは、2013年からシャルケでプレーしていた。しかし今年5月、ケルン(1. FC Cologne)相手にショッキングな敗戦を喫すると、クラブはボアテングとの契約を解除していた。

 シャルケは結局6位で昨季のリーグ戦を終え、2010-11シーズンから続いていた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場を逃した。

 ボアテングは、他クラブと交渉することを認められており、すでに古巣のACミラン(AC Milan)復帰などがうわさされていた。

 ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)、イングランド・プレミアリーグのポーツマス(Portsmouth FC)などを経て、セリエAへ活躍の場を移したボアテングは、ミランで101試合に出場した後、ブンデスリーガへ戻ってシャルケで60試合プレーしている。

 ガーナ代表としては15試合に出場しているが、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)開催中に代表から追放されている。弟のジェローム(Jerome Boateng)は、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するDFで、こちらはドイツ代表を選択している。(c)AFP