ツール会場で起きた自動車事故で16歳の少年が自首
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【7月28日 AFP】2015ツール・ド・フランス(2015 Tour de France)の最終ステージが行われた仏パリ(Paris)で、車がバリケードに突っ込み、警察官が同車両に発砲してから一夜明けた27日、16歳の少年が自首した。
事件は26日、レースがクライマックスに達するコンコルド広場(Place de la Concorde)で起きた。
選手たちが到着する数時間前、1台の車が安全柵に突っ込み、その場にいた警察官が発砲したが、同車両は検問を振り切って走り去っていた。
警察は、ツール・ド・フランス自体とは関係のない事件として捜査にあたっており、付近では、弾痕の残った車が乗り捨てられているのが見つかった。
司法関係者はAFPに対し、「(自首した)少年が運転していたのかを捜査しているところ」と明かしている。
同じ車に乗っていたとする人物も出頭しており、2人は勾留されている。
パリ西部の病院では、胸に銃創のある女性が手当てを受けており、問題の車に同乗していたとみられている。
この女性は夜に手術を受け、捜査関係者によれば「命に別条はない」という。
「女性に当たった銃弾が警察の発砲によるものなのか、捜査によって明らかになるだろう」
警察が集めた証言によると、乗り捨てられた車から4人が逃走したという。
ツールの最終ステージは問題なく終了し、チームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が2度目の総合優勝を飾った。(c)AFP