【7月27日 AFP】カメルーン北部のマルア(Maroua)の酒場で25日夜、12歳の少女が自爆し、20人が死亡、少なくとも79人が負傷した。カメルーンの国営テレビが26日、伝えた。同国で過去2週間に起きた5回目の自爆攻撃だ。

 またナイジェリア北東部ダマツル(Damaturu)で26日朝、地元で「精神的に不安定」とされていた女が市場の入り口で自爆し、目撃者と医療関係者によると自爆犯を含む15人が死亡した。

 目撃者の男性によると、病院に15人の遺体が運ばれ、その中には自爆した40歳ぐらいの女も含まれていた。地元の病院の看護師が死者の数を確認した。さらに47人が負傷し、その多くは危篤だと付け加えた。

 どちらの自爆攻撃にも犯行声明は出されていないが、ナイジェリアとカメルーンはイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による度重なる攻撃に見舞われており、最近は女性や少女による自爆攻撃が相次いでいる。(c)AFP/Reinnier Kaze