【6月6日 AFP】ポルトガル1部リーグのスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)は5日、ジョルジュ・ジェズス(Jorge Jesus)監督と3年契約を結んだ。

 ジェズス監督は、今季まで6シーズンにわたって同じくリスボン(Lisbon)を本拠地とするライバルのベンフィカ(Benfica)を指揮していた。

 今季ベンフィカでリーグ連覇を達成したジェズス監督だったが、契約延長のオファーを拒否しており、スポルティングが4日にマルコ・シルバ(Marco Silva)監督を解任したことで、ジェズス監督の移籍が濃厚とされていた。

 スポルティングのブルーノ・デ・カルバーリョ(Bruno de Carvalho)会長は、「来季から3シーズン、ジョルジュ・ジェズスが監督としてわれわれのクラブを率いることを正式に発表する」と発表している。

 シルバ監督は、今季ポルトガル杯(Portuguese Cup 2014-15)で優勝し、スポルティングに2008年以来のタイトルをもたらしたが、その数日後に解任されている。

 同日にベンフィカは、ジェズス監督が減給を含んだ契約延長を拒み、退団することを発表していた。

 選手時代を過ごしたスポルティングに戻る60歳のジェズス監督は、年俸600万ユーロ(約8億4000万円)を受け取るものとみられている。

 ポルトガルメディアによると、ベンフィカはビトリア・ギマラエス(Vitoria Guimaraes)のルイ・ビトリア(Rui Vitoria)監督を新たな指揮官に迎えるとされている。(c)AFP