【4月19日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2015)は18日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-3で第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を退け、今季4つ目のタイトル獲得に王手をかけた。

 世界ランク1位のジョコビッチは、今季すでに四大大会(グランドスラム)初戦の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)と、ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)とマイアミ・オープン(Miami Open 2015)で優勝を飾っており、この日も1時間37分でナダルに土をつけた。

 また、ジョコビッチは最近の16試合で負けがなく、マスターズ1000で通算33度目の決勝に進出した。

 モンテカルロ(Monte Carlo)で8度の戴冠を経験しているナダルは、気持ちを前面に押し出すようなプレーをみせたが、まだ完璧な状態には戻っていないようだ。

 ジョコビッチは、ナダルとの最近6試合で5つ目の白星を挙げ、19日の決勝で第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と対戦する。同対戦カードでは、18勝2敗でジョコビッチが勝ち越している。

「タフな選手を相手に、満足のいくプレーができた。ラファはクレーで最高の選手だし、簡単な試合ではなかった」と振り返ったジョコビッチは、「うまくやれたし、勝ててほっとしている。緊張感があって、コントロールするのが難しかった」と明かしている。

「安心させる瞬間を与えず、さまざまなプレーをミックスした。パターンやサーブの角度、ベースラインからのプレー、ラリーで工夫した」

「トマスとの決勝は、まったく違うタイプの試合になると思う。でも、リカバリーに努めて決戦に備えるよ」