【4月16日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2015)は15日、シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-2、6-1でフランスのリュカ・プイユ(Lucas Pouille)を下し、3回戦に進出した。

 ナダルは昨年5月に自身9度目となる全仏オープンテニス(French Open)制覇を果たしたが、今季は南米で小さなタイトルを一つ獲得したのみと、不本意なシーズンを送っている。それだけに、大会初戦で勝利を挙げられたことには、本人も大きな安堵を覚えている。

 悩めるナダルは、「ここに戻って来て、クレーでテニスができてうれしい」とコメントした。ナダルはこの試合、相手に1つもブレークポイントを許さず、逆に自身は3つのブレークを奪い、この会場での戦績を51勝3敗に伸ばした。

 ハードコートでは1か月にわたって結果が出ず、また世界ランキングが5位に下降したこともあってか、全体的に自信を失っていたナダルだが、68分間に及んだこの日のプレーは、得意とするクレーコートでの復活に期待を抱かせるものだった。

 ナダルは2012年にこの大会を制したものの、2013年はノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に決勝で、昨年は同じスペイン出身のダビド・フェレール(David Ferrer)に準々決勝で敗れ、タイトルを逃している。(c)AFP