【4月15日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2015)は14日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-1、6-4でスペインのアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas)に快勝し、クレーコートシーズンの幕開けを飾った。

 世界ランク1位のジョコビッチは、モンテカルロ(Monte Carlo)に居を構えており、今大会の初戦を1時間半弱で突破したことを、うれしく思っているようだ。

 米国のハードコートで行われたATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)2大会で優勝を飾っているジョコビッチは、「クレーの初戦にしては、なかなか良かったんじゃないかな」と語った。

「力強いスタートが切れて満足している。クレーで調整しなければいけないことがあるし、相手がどれだけ危険かも分かっていた。このサーフェスを得意としている選手だからね」

 昨年大会(Monte Carlo Masters 2014)で4強入りを果たしているジョコビッチは、「地元に戻って、モンテカルロでプレーできるのがうれしい」とすると、「モチベーションが上がったし、コートでもよく集中できた」と締めくくった。

 世界ランク1位として142週目を迎えたジョコビッチは、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の記録を1週上回った。史上最長記録は、今大会で第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が保持する302週となっている。

 ジョコビッチは、シーズン最初のマスターズ1000で3連勝を飾るという、史上初の快挙を目指している。(c)AFP/Scott WILLIAMS