【12月29日 AFP】エボラ出血熱の脅威にさらされたリベリアで28日、上院議員選挙の投票結果が発表され、元サッカー選手で野党候補のジョージ・ウェア(George Weah)氏が圧勝した。

 ウェア氏は、エレン・サーリーフ(Ellen Sirleaf)現大統領の子息、ロバート・サーリーフ(Robert Sirleaf)氏を圧倒的な差で破った。

 ACミラン(AC Milan)やパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)、ASモナコ(AS Monaco)でプレーしたウェア氏は、1995年にアフリカ出身選手としてはこれまでで唯一となる「バロンドール(Ballon d'Or、当時は欧州年間最優秀選手賞)」を獲得している。

 ウェア氏は、20日に行われたモンセラード(Montserrado)郡での投票で、78パーセントの得票率を記録した。ロバート・サーリーフ氏は無所属として立候補し、10.8パーセントの得票を得た。選管によると、投票率は約25パーセントにとどまった。

 現役時代からリベリアで人気の高かったウェア氏は、2005年の大統領選挙でサーリーフ現大統領に敗れている。(c)AFP