【12月26日 AFP】コートジボワールサッカー協会(FIF)は25日、求めていた予算が政府に承認されたとし、来年1月に赤道ギニアで開催されるアフリカネイションズカップ2015(2015 The Africa Cup of Nations)に出場することが決まったと発表した。

 スポーツ相は当初、3億1000万CFAフラン(約7000万円)が予算として計上されるとしていたものの、FIFがこの額に懸念を表明し、35億CFAフラン(約7億8000万円)で合意に至った。

 FIFは声明で、「政府から、われわれの提示した予算が承認されたとの通知を受けた。コートジボワールは赤道ギニアに向かう」と発表した。

 FIFのソリー・ディアバテ(Sory Diabate)副会長は、政府との合意により問題は収まったと強調し、メディアに対して「3億1000万CFAフランではネイションズカップへ向かうことはできない。支出は理にかなったものだと伝えた」とコメントした。

 南アフリカで行われた前回大会(2012 The Africa Cup of Nations)のコートジボワールの総予算は39億CFAフラン(約8億7000万円)で、最終的には政府が27億CFAフラン(約6億円)を拠出した。同大会でエレファンツ(Elephants、コートジボワール代表の愛称)はナイジェリアに準々決勝で敗れた。

 来年1月17日から2月8日に行われる大会に向け、コートジボワールは1月5日からアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で合宿を行う予定となっている。

 コートジボワールは1992年大会で初優勝を飾ったものの、2006年大会と2012年大会では準優勝に終わっている。2015年大会ではグループDに入り、マリ、カメルーン、ギニアと対戦する。(c)AFP