【9月26日 AFP】ロシアにとって17年ぶりの女性宇宙飛行士を含む米露3人の飛行士を乗せたロシアの宇宙船「ソユーズTMA-14M(Soyuz-TMA14M)」が26日、予定通り打ち上げに成功した。ロシア宇宙庁(Roscosmos、ロスコスモス)が発表した。

 同宇宙船は、カザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から26日午前0時25分(日本時間午前5時25分)に打ち上げられ、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に向かう旅を開始した。

 エレーナ・セロワ(Yelena Serova)さんは、ISSに向かう初のロシア人女性。同じくロシア人の宇宙飛行士アレクサンダー・サマクチャイエフ(Alexander Samokutyaev)さんと、米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士バリー・ウィルモア(Barry Wilmore)さんと共にソユーズに乗り込んだ。

 3人を乗せた宇宙船は、6時間の飛行の後、グリニッジ標準時(GMT)の26日午前2時15分(日本時間午前11時15分)にISSにドッキングする予定。3人は宇宙に合計169日間滞在する予定となっている。

 セロワさんは、旧ソ連・ロシアの4番目の女性宇宙飛行士。女性初の宇宙飛行士、ワレンチナ・テレシコワ(Valentina Tereshkova)さんは、1963年に単独で宇宙飛行を行った。(c)AFP/Anna MALPAS