【7月27日 AFP】ヨルダンの防衛当局は25日、シリア国境に近い北西部マフラク(Mafraq)に飛来した所属不明の無人機を撃墜した。防衛当局者が同日、明らかにした。

 当局者によると、ザータリ難民キャンプ(Camp Zaatari)付近の上空を飛行していた無人機を、ヨルダンの陸軍部隊が地対空ミサイルで撃墜した。けが人は出ていない。陸軍部隊は現場一帯を封鎖し、調査に乗り出したという。

 当局者はAFPに対し、こうした事態は2011年にシリアが内戦状態に陥って以来初めてだと語った。

 ヨルダン国内には内戦を逃れてきたシリア難民60万人余りが住んでおり、その多くは北部に居住。ザータリ難民キャンプには10万人前後が収容されている。(c)AFP