骨折リタイアのコンタドール、栄養補給があだに
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【7月16日 AFP】2014ツール・ド・フランス(2014 Tour de France)を棄権したチーム・サクソ・ティンコフ(Team Saxo-Tinkoff)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)が15日、転倒の原因は栄養バーを食べようとしたことだったと明かした。
ツール・ド・フランスを2度制しているコンタードールは、14日に行われた第10ステージの高速の下り坂で転倒して脛骨(けいこつ)を骨折し、リタイアを余儀なくされた。
コンタドールは下りの名手として知られているが、今回は、そこで栄養を補給しようとしたことがあだになった。
コンタドールは「(栄養)バーをつかんで、片手走行になったときに地面の凹凸に引っかかった」と話した。
「悲しいし落ち込んでいる。多くの努力と犠牲がむだになった。今年は今までになく準備が上手く行っていたから、ステージを勝ちたかった」
コンタドールのほかにも、9日に行われた第5ステージでは、前年王者のスカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が左手首と右手を骨折し、大会を離脱している。
リタイア後のフルームは、8月末に行われる第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ(69th Vuelta a Espana)出場を目指すと宣言しており、ツイッター(Twitter)では、コンタドールの早期回復と、ブエルタでの再会を願った。
しかし、31歳のコンタドールは、スペインで行われるグランツール(三大ツール)に間に合うかは分からないと話している。
「復帰までは5週間から6週間、最短で3週間と言われている。(ブエルタ参戦の)可能性はなくはない。この後の経過次第だ」
(c)AFP