【6月25日 AFP】スーダンで背教行為を理由に死刑判決を受けたものの、23日に判決が取り消され釈放されたキリスト教徒の女性が24日、ハルツーム(Khartoum)の空港で身柄を拘束された。

 拘束された後のメリアム・ヤヒア・イブラヒム・イシャグ(Meriam Yahia Ibrahim Ishag)さん(26)の状況は分かっていない。スーダンの情報筋によれば、夫や子どもたちと一緒にいたイシャグさんは偽造書類を所持していた疑いで取り調べを受けている。

 だが米国務省のマリー・ハーフ(Marie Harf)副報道官によると、イシャグさんは逮捕されてはいないという。

 ハーフ副報道官は「(イシャグさん家族は)逮捕されていない。(スーダン)政府がイシャグさんらの安全をわれわれに確約した」と述べ、「家族は当局者に空港で数時間にわたって一時的に拘束され、渡航と、おそらく渡航書類に関連した取り調べを受けた」と語った。

 ハーフ氏は「米大使館はこれまで家族と政府と密接な協力関係にあり、今後も同様に続ける」と述べ、家族が近いうちに出国できるよう取り組むと語った。(c)AFP/Ian Timberlake