ペレ氏とマラドーナ氏が独レーブ監督の手腕を称賛
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【6月21日 AFP】サッカー界のレジェンド、ペレ(Pele)氏とマラドーナ(Maradona)氏が、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)初戦でポルトガルを4-0と粉砕したドイツ代表ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督の手腕に称賛を送っている。
グループGのドイツは、サルバドル(Salvador)で行われた16日の試合で、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)がハットトリックの活躍をみせるなど、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を擁するポルトガルを4-0で破り、今大会初戦で好発進した。
21日にフォルタレーザ(Fortaleza)で行われるガーナ戦に勝利すれば、グループリーグ突破に王手をかけることができるドイツの強力なスタートは、ブラジルとアルゼンチンの伝説的存在、ペレ氏とマラドーナ氏の注目を集めた。
セレソン(Selecao、ブラジル代表の愛称)とともに1958年、62年、70年のW杯を制した73歳のペレ氏が、「レーブ監督は素晴らしい戦術家だ」と賛辞を送れば、86年にアルゼンチンを優勝に導いたマラドーナ氏も、ポルトガル戦後に、「私たちが目にしたのは、圧倒的に破壊的なドイツ。完璧な姿で駆けまわるドイツだ」とレーブ監督の手腕に熱狂した。
2008年にレーブ監督を公然と批判し、関係が悪化したドイツ代表の元主将ミヒャエル・バラック(Michael Ballack)氏でさえもレーブ監督を称えている。
イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)と、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で活躍したバラック氏は、独紙エクスプレス(Express)で「ヨアヒム・レーブの見事な仕事ぶりが分かるだろう。彼は戦術を変えてきた」とコメントした。
バラックは、コンパクトなディフェンスと速攻を組み合せたドイツの戦術は、ブラジルの暑く湿度の高い気候で有効だとの見解を示し、勝つために「純粋に目を引く攻撃的な試合運びという考えを捨てた」レーブ監督は賢い、と評価した。(c)AFP