【6月11日 AFP】サッカーコートジボワール代表で、アフリカ年間最優秀選手に輝いているヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)が、14日に行われる日本とのW杯ブラジル大会(2014 World Cup)初戦に出場できるか微妙な状態が続いていることが分かった。10日、サブリ・ラムシ(Sabri Lamouchi)監督がコートジボワールのメディアに明かした。

 31歳のトゥーレは今季、マンチェスター・シティ(Manchester City)でリーグ戦20得点を挙げるなど、クラブがプレミアリーグのタイトルを獲得する原動力となったが、優勝を決めた最終節のウェストハム(West Ham)戦でハムストリングを負傷し、現在も完治していない。

 ラムシ監督はトゥーレについて、「ヤヤは負傷し、消耗しきった状態でシーズンを終えた。まだチーム練習に合流しておらず、リハビリのプログラムを続ける必要がある」と語った。

「できる限りの手を尽くし、日本との試合にはできれば先発で、少なくとも途中からは出られるようにしたい」

 今季のシティでのプレーを考えれば、4年連続となるアフリカ最優秀選手に選出される可能性も高いとみられるトゥーレは、コートジボワールが初の決勝トーナメント進出を果たすために欠かせない戦力といえる。

 2006年のW杯ドイツ大会(2006 World Cup)と2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)では1次リーグ敗退に終わったコートジボワールだが、ラムシ監督率いる今回の代表は、エースストライカーのラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)の欠場が決まったコロンビア、得点力不足のギリシャという、幾分恵まれた組み合わせのグループを引き当てている。(c)AFP