【6月11日 AFP】1994年に開催されたサッカーW杯米国大会の豆知識を紹介する。

――世間的にはサッカーに関心がないとされている米国だが、全試合の合計、1試合の平均ともに、W杯史上最高の観客動員数を記録した。この大会では、1試合平均6万9000人、全試合合計で約350万人が観戦に訪れており、1試合平均4万8000人、全試合合計250万人の観戦にとどまった1990年のイタリア大会を、大きく上回った。

――ロシア代表の主力選手数人が、パヴェル・サディリン(Pavel Sadyrin)監督の就任に抗議し大会をボイコットした。

――コロンビア代表のアンドレス・エスコバル(Andres Escobar)は、1-2でまさかの敗北を喫した米国戦でオウンゴールを献上した。エスコバルは帰国後に射殺されており、これはコロンビアの敗戦で大きな損害を被った薬物・賭博シンジケートによる報復とされている。

――当時17歳だったカメルーン代表のリゴベル・ソング(Rigobert Song)は、ブラジル戦でレッドカードを受け、退場処分を受けた最年少選手になった。

――ドイツ代表のシュテファン・エッフェンベルク(Stefan Effenberg)は、韓国戦の途中で交代を命じられた際、サポーターに向けて不適切なジェスチャーをしたことで、大会から追放された。その後、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属していたエッフェンベルクが代表に復帰することは二度となかった。(c)AFP