【6月11日 AFP】1974年に開催されたサッカーW杯西ドイツ大会の豆知識を紹介する。

――本大会に出場できる14枠をかけて最多の90か国以上が大陸予選に参加し、ハイチ、ザイール、東ドイツが本大会初出場を果たした。

――初めて開催国が大会開幕戦を戦わなかった。

 前回王者ブラジルが開幕戦でユーゴスラビアと対戦し、両チーム合わせて計46回のFKが与えられた激しい試合は0-0の引き分けに終わった。

 ユーゴスラビアはその後、ザイールに9-0で圧勝した。

――史上初めて実現した東ドイツと西ドイツの歴史的一戦は、約5万8900人の観衆が集まったハンブルク(Hamburg)で行われた。

 試合は、後半32分にユルゲン・シュパールヴァッサー(Jurgen Sparwasser)が決勝点を挙げた東ドイツが1-0で勝利を収めた。

――この大会で西ドイツのゲルト・ミュラー(Gerd Mueller)は4得点を記録し、W杯通算得点数を当時歴代最多となる14得点に伸ばした。

 ミュラーの記録はその後、W杯通算得点数を15得点としたブラジルのロナウド(Ronaldo)によって更新されている。(c)AFP