【6月11日 AFP】1962年に開催されたサッカーW杯チリ大会の豆知識を紹介する。

――グループリーグで2チームが勝ち点で並んだ場合、勝ち上がるチームを決定するために初めて得失点差が適用された。

――1960年に初めて開催された欧州選手権を制した旧ソビエト連邦は、初戦でユーゴスラビアに勝利した。

 この試合でソ連の右サイドバックだったエドアルド・ドビンスキー(Eduard Dubinski)は脚を骨折した。その後、ドビンスキーはこの骨折が原因となる合併症で亡くなっている。

――フェレンツ・プスカシュ(Ferenc Puskas)が、スペイン代表としてチェコスロバキア戦でプレーし、欧州出身選手としては初めて2つの国の代表選手としてW杯に出場した。

 プスカシュはハンガリー代表として1954年大会に出場している。試合はチェコスロバキアが1-0で勝利した。

――ブラジルが決勝でチェコスロバキアを3-1で破り、南米のチームが史上初めて大会連覇を達成した。

 ブラジルのババ(Vava)は、2大会連続で決勝戦で得点を挙げた史上初めての選手となった。また、この大会でブラジルが起用した選手はわずか12人で、これはW杯記録となっている。(c)AFP