【4月11日 AFP】(一部更新)中米のニカラグアで10日午後5時27分(日本時間11日午前8時27分)、マグニチュード(M)6.1の地震が発生した。米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)が発表した。

 震源は首都マナグア(Managua)の北北西約44キロの内陸部で、震源の深さは13キロ。地震の揺れはニカラグアの太平洋沿岸全域と同国中部の他、エルサルバドルとコスタリカでも感じられた。

 余震は350回を超え、そのうち少なくとも6回はマグニチュード5を超えた。余震は数時間にわたって続くとみられている。首都があるマナグア県と隣接するレオン(Leon)県では学校の授業が中止され、当局は注意するよう住民に呼び掛けた。首都マナグアは一時停電し、首都を含む幾つかの都市や町ではパニックになった住民が家から飛び出した。

 当局によると、被害が最も大きかったのは同国西部にあるマナグア湖(Lake Managua)西岸のナガロテ(Nagarote)。ニカラグア国家防災委員会(SINAPRED)によると、震源から30キロ離れていたナガロテとその近くに位置するマテアレ(Mateare)で合わせて24人が負傷した。

 ナガロテ、マテアレ、マナグア湖北西岸のモモトンボ(Momotombo)で、合わせて少なくとも139棟の住宅の屋根や壁が壊れた。首都マナグアの南郊では地滑りも起きた。(c)AFP