【3月28日 AFP】欧州サッカー連盟(Union of European Football AssociationsUEFA)は27日、カザフスタンのアスタナ(Astana)で行われた年次総会で、欧州各国代表が争うネーションズリーグ(Nations League)の創設を全会一致で決定した。

 大会では、UEFA加盟の全54か国がディビジョン分けされ、昇格や降格、さらには欧州選手権(UEFA Euro)本大会の出場権4枠を争うことになる。

 UEFAのミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長は、欧州各国が「誰も興味を示さない親善試合」からの変革を求めていたとコメントしている。

 最終的な内容については決定していないものの、現在の計画では各国が4つのディビジョンに分けられ、さらに3あるいは4チームによる4グループに振り分けられる。

 各国は2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)直後の2018年9月から11月にかけて行われる初回の大会で、4試合ないし6試合を戦うことになる。4グループの各勝利国が2019年にタイトルをかけて対戦し、その優勝国が欧州選手権本大会に出場することになる。

 これに対し、欧州各国のトップクラブからなる欧州クラブ協会(European Club AssociationECA)は、「UEFAの発表を注視している」とし、「国際試合のカレンダーの中で試合数が変わらない限りは、こういった計画に反対はしない。大会方式に関する詳細がさらに明らかになった際には、ECAはクラブのサッカー界に起こりうる影響について精査する予定」と声明を発表している。 (c)AFP