【3月10日 AFP】アルペンスキーW杯2013-14は9日、スロベニアのクランスカ・ゴーラ(Kranjska Gora)で男子回転第8戦が行われ、フェリックス・ノイロイター(Felix Neureuther、ドイツ)が1分45秒50を記録し、同種目としては今季3勝目、通算7勝目を挙げた。

 29歳のノイロイターは、直前に交通事故に巻き込まれた影響もあり、2月のソチ冬季五輪ではメダルを逃していたが、今大会では2回の試技でフリッツ・ドッパー(Fritz Dopfer、ドイツ)とノルウェーの新星ヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen)のタイムを上回り、五輪の雪辱を果たした。

 ソチ五輪の男子回転金メダリスト、マリオ・マット(Mario Matt、オーストリア)は1回目で首位に立ったが、2回目は最終旗門の1つを通過しなかったとして失格に終わった。

 ノイロイターは、ソチ五輪の大回転で8位に終わり、その後の回転では2回目を終えることなく途中棄権という結果に終わった。しかし、今大会でオーストリアのマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher)が5位に甘んじたため、ノイロイターはW杯回転の総合優勝に一歩前進した。(c)AFP