【3月6日 AFP】南米ボリビアの政府は5日、同国で4日間にわたり開催されたカーニバルで70人が死亡したと発表した。大半は交通事故によるものだが、少なくとも15人は殺人被害者だという。

 ボリビアでは毎年、キリスト教・四旬節前のこの時期にカーニバルが開かれる。今年の日程は今月1日~4日で、3万人のダンサーと6000人の音楽隊が参加し、多数の観客を集めた。

 しかし、カルロス・ロメロ(Carlos Romero)内相が警察の情報として発表したところによると、カーニバル期間中に死亡した70人のうち、37人は交通事故の犠牲者だという。

 なおこれには、中西部オルロ(Oruro)で起きた事故の死者は含まれていない。同市では、大勢の人が殺到した金属製の橋が崩落し、5人が死亡、数十人が負傷した。当局発表によると、オルロでは約35万人がカーニバルに繰り出していたという。(c)AFP