【2月23日 AFP】西アフリカのシエラレオネ国家鉱物局は22日、約620万ドル(約6億3500万円)相当のダイヤモンド原石が採掘されたと発表した。過去10年間に採掘された中でも有数の価値ある原石だとしている。

 同局によると、原石は前週に東部コノ(Kono)で掘り出された。質量は153.44カラットで、昨年同じ地域で採掘された原石の125カラットを大幅に上回っている。

 Dを最高、Zを最低とする色の等級評価では「D+」に分類され、窒素不純物による黄色がかった色味がほとんどない。価格でこのダイヤを上回るのはブルーダイヤやピンクダイヤなどの高級ダイヤしかないかもしれないという。鉱物局の声明は「形状について言えば、へき開(鉱物が一定方向に割れる性質)で、透明度は非常に高い」としている。

 同局は、色や透明度から判断して非常に高品質の原石だとした上で「八面体の形状だった場合、約600万ドルの評価額は約2倍に高騰しただろう」と述べた。(c)AFP