【12月5日 AFP】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の無形文化遺産に、日本の「和食」や韓国の「キムジャン(キムチ作り)文化」、数千年の歴史があるグルジアの伝統的なワイン製造法などが新たに14件加わった。

 ユネスコは4日、アゼルバイジャンの首都バクー(Baku)で政府間委員会を開き、審議の結果新たに登録が決まった無形文化遺産を夜に発表した。中国の珠算や、フランス・リムザン(Limousin)地方のキリスト教の祭りなども加えられた。

 韓国の「キムジャン」には、キムチの漬け込みから近所で分け合う習慣まで、キムチ作り文化全体が含まれている。韓国は登録決定を歓迎し、外交通商部(外務省)は「キムジャンが(国の)貴重な文化遺産の一部として、また韓国人の暮らしの一部であり続けるよう」法律制定を目指す考えを明らかにした。

 日本は「和食」の登録を祝っている。安倍晋三(Shinzo Abe)首相は談話を発表し、「心からうれしく思う。先人が育み残してくれた日本人の大切な食文化を、末永く後世に引き継いでいきたい」と述べた。(c)AFP