【9月26日 AFP】来年2月に開幕するソチ冬季五輪に向けて史上初となる宇宙聖火リレーの任務を担う飛行士ら3人を乗せた宇宙船ソユーズ「TMA-10M」が26日、カザフスタンのバイコヌール(Baikonur)宇宙基地から打ち上げられた。

 3人は米国人のマイケル・ホプキンス(Michael Hopkins)飛行士と、聖火リレーの一部となる宇宙遊泳を予定している開催国ロシアのオレグ・コトフ(Oleg Kotov)、セルゲイ・リャザンスキー(Sergei Ryazansky)の両飛行士。

 打ち上げから6時間後、「TMA-10M」は無事、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)にドッキングした。

 ロシア国内をまわる聖火リレーは10月6日に出発する。「TMA-10M」に乗り込んだロシア人飛行士2人は聖火のトーチを持っておらず、次回11月7日のソユーズ打ち上げでISSへ向かう飛行士がトーチを宇宙へ運ぶ。

 コトフ飛行士とリャザンスキー飛行士による宇宙聖火リレーは11月9日に行われる。ただしロシア当局は、安全上の理由からトーチに火はともさないと発表している。(c)AFP/Vasily MAXIMOV