【7月27日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属する宮市亮(Ryo Miyaichi)の今後について、同クラブのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督が言及した。

 ベンゲル監督は、宮市が今回のアジアツアーの4試合で、チームでの自身の存在を示したと話した。

 20歳の宮市は、22日に行われたJリーグ1部(J1)の名古屋グランパス(Nagoya Grampus)との親善試合に45分間出場し、3-1での勝利に貢献した。また、2-1で勝利した26日の浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)との対戦でもプレーした。

 ベンゲル監督は、2011年1月に名古屋出身の宮市と契約を結んだ直後、同選手を期限付きでオランダ・エールディビジのフェイエノールト(Feyenoord)に放出した。

 その後も宮市は、2012年1月からボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)に、同8月からはウィガン(Wigan Athletic)にレンタル移籍。右足のけがで4か月の戦列離脱を強いられたが、今年3月に復帰した。

   「今日(26日)の試合で宮市は良くやった。とても鋭く、他の試合と比べても特にいいプレーを見せた。宮市のプレーは好きだ。彼はアーセナルの一員だ」とベンゲル監督はコメントした。

   「現在、彼はトップレベルでプレーするチャンスを高めるために、試合をこなさなければいけない立場にいると思う。現時点では彼はチームに残る。もし新戦力を得なければいけなくなったら状況を見直さなければいけないが」

 アーセナルは来日前に行った親善試合で、インドネシア・ドリームチーム(Indonesia Dream Team)に7-0で、ベトナム代表に7-1で勝利した。(c)AFP