【7月16日 AFP】インド洋のフランス海外県レユニオン(Reunion)島で15日、海水浴中の15歳の少女がサメに襲われて死亡した。フランス海外県でのサメ被害による死者は今年2人目。

 地元当局者によると、死亡した少女は、昼下がりに島の西側にあるサンポール(Saint-Paul)湾の沖合わずか数メートルを遊泳していたところ、サメに襲われたという。

 少女はフランス本土から休日を利用して同島を訪れていた。一緒に泳いでいた友人は、襲撃が起きた際、ちょうど岸に上がったところだった。

「少女の体の一部が見つからない。消防隊員や救助員、警察ヘリなどが捜索を行っている」と、サンポール当局の責任者は説明した。「襲撃があった状況に非常に驚いている。サメが岸のそんな近くまで来るとは思っていなかった」

 5月には、同島の人気ビーチ、サンジル(Saint-Gilles)そばでサーフィンを楽しんでいた36歳のフランス人がサメに襲われて死亡している。

 昨年、世界中で報告されたサメの襲撃は78件で、8人が死亡している。(c)AFP