【2月8日 AFP】ザンビアで7日、バスとトラックが猛スピードで正面衝突する事故があり、53人が死亡した。同国政府が発表した。

 事故は首都ルサカ(Lusaka)から100キロ離れた道路で発生。バスは旅客輸送事業も運営するザンビア郵政公社が運行し、73人の乗客を乗せていた。

 生存者の証言によると、バスは別の対向車を避けるために急ハンドルをきり、対向していたトラックに衝突した。バスに乗っていた51人に加え、トラックの運転手とそのアシスタントが犠牲となり、同国で過去に起こった中でも最も悲惨な交通事故の1つとなった。また22人ほどが重軽傷を負い、病院で治療を受けている。

 当局者の話では、事故車両はどれも制限速度を大幅に超えていたという。公式データによると、ザンビアでは交通事故で毎年約1200人が死亡している。2005年にはバス事故で児童44人が犠牲となる事故が起きた。(c)AFP/Obert Simwanza