【1月23日 AFP】アルジェリアで起きた人質拘束事件で、アルジェリア当局は22日、行方不明となっている外国人5人の捜索を行うとともに、焼死体で見つかった外国人7人の身元確認作業を進めている。

 イスラム過激派服役囚の釈放とフランスによるマリへの軍事介入の中止を要求するイスラム武装勢力が起こした同事件では、これまでに8か国の外国人37人とアルジェリア人1人の死亡が確認された。

 22日には遺体確認作業を支援するために派遣されたノルウェーの専門家チームが首都アルジェ(Algiers)の空港に到着した。今回の事件ではノルウェー人5人の安否がまだ確認されていない。

 事件が起きたイナメナス(In Amenas)の天然ガス関連施設はアルジェの南東1300キロに位置する。現地の当局者によると、施設があまりにも広大であるため当局はいまだに遺体の捜索を行っている段階だという。

 武装勢力によるものとしては2001年の米同時多発テロ事件以降で最も多い犠牲者を出した日本は悲しみに包まれている。

 22日夜には政府専用機がアルジェリアに向けて出発した。生存者と日本人犠牲者の遺体を乗せて24日に帰国する予定だ。今回の事件ではまだ日本人3人の安否が確認されていない。(c)AFP/Amal Belalloufi