【1月18日 AFP】米歌手マドンナ(Madonna)さんの慈善団体がアフリカ南東部マラウイの貧困地区に小学校10校を新設したと発表していることについて、マラウイ教育当局は17日、この発表には事実誤認があるとの見解を明らかにした。

 マドンナさんが設立した慈善団体「レイジング・マラウイ(Raising Malawi)」と国際NPOの「buildOn」は昨年12月、マラウイで建設中だった小学校10校が完成し、同国の子どもたち4871人に教育の場を提供すると発表していた。

 だがマラウイのユーニス・カゼンベ(Eunice Kazembe)教育相によれば、レイジング・マラウイが新設したと発表した小学校は以前から存在していた学校だったという。

 カゼンベ教育相は「レイジング・マラウイが建設したのは校舎10棟で、学校を10校建てたのではない。この違いを、人々にしっかり認識してもらう必要がある」と述べ、誤認が生じかねない点を明確にしておきたかったと説明した。(c)AFP