【1月8日 AFP】ホンジュラス当局は7日、5万ドル(約440万円)相当の金メッキやダイヤモンド、エメラルドが施されたカラシニコフ自動小銃(AK-47)を押収したと発表した。メキシコの麻薬カルテル「セタス(Zetas)」が所有していたものとみられる。

 捜査当局は4日、首都テグシガルパ(Tegucigalpa)から北に約300キロメートルにあるCiudad Jardin de Choloma郊外の農場で11台の車両を押収。うち5台には隠しスペースがあり、このアサルトライフルを含む銃器が隠されていた。

  警察によると押収した銃器はグレネード・ランチャーや手投げ弾、暗視ゴーグル、防弾ベストなど計32点。総額200万ドル(約1億7000万円)相当に上る。AK-47用の銀製の弾倉2つも見つかった。摘発の際、2人の身柄が拘束されている。「現段階でセタスの所有した銃器だと言うことができるものの、捜査を進める中で確証を得る必要がある」と、主任検察官が記者会見で語った。

 セタスは、メキシコで最も暴力的な麻薬カルテルの1つとして知られている。しかし近年、南米から米国などへ向かうコカインの主要中継地になっている中米でも活動している。(c)AFP