【7月10日 AFP】カンボジアでこれまでに50人余りの子供が原因不明の疾患で死亡した問題で、世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は9日、手足口病の原因となるウイルスが関連している可能性があると発表した。

 カンボジアでは4月中旬以降、生後3か月から11歳までの子供59人が原因不明の高熱や呼吸機能低下などの症状を発症し、WHOとカンボジア保健当局による最新の統計によると52人が死亡した。

 WHOとカンボジア保健当局は共同声明で、検査の結果、患者の大多数から手足口病を引き起こす「エンテロウイルス71(EV-71)」の陽性反応が出たことを明らかにした。

 カンボジアで活動しているWHOの公衆衛生専門家ニマ・アスガリ(Nima Asgari)医師はAFPに対し、EV-71はアジアでよく見られるウイルスだがカンボジアで確認されたのは初めてだと話した。

 アスガリ医師はウイルスの特定は重要な第一歩だとしたうえで、子どもたちの死因は他のウイルスが原因であった可能性も考えられることから、さらなる検査が必要だと強調した。

 それでもアスガリ医師はEV-71の検出を「大きな発見」だと評価し、「かなり多くの謎が解明されるはずだ」と語った。(c)AFP