【10月7日 AFP】11F1第15戦日本GP(Japanese Grand Prix 2011)開幕を控えた6日、三重県の鈴鹿サーキット(Suzuka circuit)で会見が行われ、1ポイントを獲得すれば2年連続で年間総合王者に輝くレッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、全力でレースに臨むことを誓った。

 今シーズン唯一全レースで完走を果たしているベッテルは、9日の決勝で10位以内に入れば4レースを残しての年間総合優勝が確定する。

 ベッテルの優勝を阻止できるのは2009年の年間王者でマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のジェンソン・バトン(Jenson Button)ただ一人だが、残りのレースでバトンがすべてに勝利し、ベッテルが最終戦までノーポイントに終わらなくてはならない。

 今季14戦で9勝を挙げ、最低でも4位入賞を果たしているベッテルは「必ずポイントは獲得できると思うし、チームに不安はない。それでも油断はしていないし、目標は1ポイントを上積みすることではなく、最善を尽くすこと。チャンスがあれば優勝を目指してレースに勝つ」と語った。

 また、2年連続でポールポジションを獲得しているベッテルは鈴鹿サーキットでのレースにも自信を見せており、「鈴鹿は簡単なコースではないが、過去2年は素晴らしい走りができたので、同じように挑めば大丈夫だと思う。統計的にも、僕らのチームが優勝する可能性が最も高い」と話した。(c)AFP/Matthew Clayton