【7月15日 AFP】フランス大使館は14日、例年東京で開いているフランス革命記念日を祝う「パリ祭(Bastille Day)」のパーティーを東日本大震災で被災した福島県郡山市で開催し、被災者約600人を招待した。

 仏大使館が日本国内でのパリ祭のパーティーを東京以外へ移して行ったのは初めて。地震で大きな被害を受けた日本への連帯の印として被災者を招いたフレデリック・ミッテラン(Frederic Mitterrand)仏文化・通信相は、「フランス国民と日本国民の友情の証し(として訪れた)。前へ向かって一緒に進みましょう」と語りかけた。

 パーティーでは、仏高級レストランガイドブック「ミシュランガイド(Michelin Guide)」の星付きレストランのシェフ数人を含む日仏の料理人たちによる美食が、1000人を超える参加者に振る舞われた。

 同県にある福島第1原子力発電所では、今も原発を冷却停止させるために作業員たちが緊急時態勢で作業している。(c)AFP

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