【6月2日 AFP】サッカー国際親善大会キリンカップサッカー2011(Kirin Cup 2011)第1戦は1日、新潟の東北電力ビッグスワンスタジアム(Tohoku Denryoku Big Swan Stadium)で行われ、日本はペルーとスコアレスドローで試合を終えた。

 試合は、7月開幕のコパ・アメリカ2011(2011 Copa America)に向け準備を整えているペルーが序盤から主導権を握り、アダン・バルビン(Adan Balbin)が日本のGK川島永嗣( Eiji Kawashima)を脅かすロングシュートを打つなど攻勢に出た。

 一方、3-4-3のフォーメーションを初採用した日本は、前半に長谷部誠(Makoto Hasebe)が2度のゴールチャンスを逃した。

 アルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督が後半開始にあたってシステムを4バックに変更し、CSKAモスクワ(CSKA Moscow)所属の本田圭佑(Keisuke Honda)を投入すると、チームはリズムをつかみ始めた。本田は、フリーキック(FK)や流れの中からシュートを放ったものの枠内に飛ばすことは出来なかった。

 終盤はペルーが押し気味の展開となるが、日本はGK川島が再三の好セーブでしのぎきった。

 ザッケローニ監督は、「新しいシステムと新顔の選手がどう働くかを見たかった。3-4-3は思ったよりも機能しなかったが、新しい選手を起用したのだから驚いてはいない。我々は常に自分たちの試合をしようとしているが、今日はいつもやっているようには出来なかった」と語った。(c)AFP