【1月6日 AFP】こわもてで岩のように固い筋肉で知られるロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相の名が、中央アジア・キルギスの山に冠されて永久不滅のものとなるかもしれない。

 キルギス政府報道官が4日明らかにしたところによると、キルギスのアルマズベク・アタムバエフ(Almazbek Atambayev)首相は、天山(Tian Shan)山脈にある標高4446メートルの無名峰を「ウラジーミル・プーチン峰」と命名する法案に署名し、議会に提出した。

 プーチン首相は以前、「個人崇拝には反対だ」と発言したことがある。だが実際は、プーチン首相とドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領の2ショット写真を机に飾っているロシア政府高官は多い。

 キルギスには既にロシア初代大統領にちなんだ「ボリス・エリツィン(Boris Yeltsin)峰」がある。アナリストらは、今回の法案について、「現政権が親ロシアであることをアピールする狙いがあるのではないか」と分析している。(c)AFP