【6月22日 AFP】オーストラリアの鉱山王、ケン・タルボット(Ken Talbot)氏や豪鉱山開発大手サンダンス・リソーシズ(Sundance Resources)の幹部らを乗せた飛行機が19日からアフリカ西部で行方不明になっていた件で、カメルーンとコンゴ共和国の当局は21日、墜落した飛行機の残がいを発見し、これまでに10人の遺体を収容したと発表した。

 この飛行機は、タルボット氏ら11人が搭乗しており、カメルーンの首都ヤウンデ(Yaounde)からコンゴ共和国のヤンガドゥ(Yangadou)に向かっていたが、離陸直後に地上管制官との連絡が途絶えていた。

 コンゴ共和国の航空当局者によると、飛行機の残がいは同国ヤンガドゥから約30キロ離れたディマ(Dima)で発見されたという。飛行機はサンダンスがチャーターしたもので、搭乗者の国籍は、オーストラリア人6人、英国人2人、フランス人2人、米国人1人だった。

 サンダンスのジョージ・ジョーンズ(George Jones)元会長は、郊外にある鉱山の町ヤンガドゥの空港には小型機しか着陸できず、タルボット氏のプライベートジェット機が使用できなかったため、被害者らは事故機をチャーターしたと語った。(c)AFP