【6月18日 AFP】モザンビークで仮釈放された男が、外の世界になじめず、刑務所の壁を壊して牢獄に舞い戻るという事件があった。16日の国営紙ノティシアス(Noticias)が報じた。

 カミロ・アントニオ(Camilo Antonio、28)は2004年に義理の父を殺害して10年の禁固刑を受けたが、あと5年を残して仮釈放の運びとなった。

 外には出たものの、仕事は見つからず、義父の親族に報復されないかと不安は募る一方。そこで、刑務所の壁を壊して牢獄に舞い戻った。

 アントニオは逮捕され、建造物破壊の罪で1年の禁固刑を受けた。「刑務所で暮らしたくはないが、現段階では刑務所が自分にとって最も安全で最善の場所だ」と、アントニオは同紙に語っている。(c)AFP