【4月27日 AFP】スーダンで20年以上ぶりに複数政党が参加して行われた大統領選挙は26日、現職のオマル・バシル(Omar al-Beshir)大統領が得票率68%の圧倒的勝利で再選した。選挙管理委員会が発表したバシル氏の得票数は690万1694票。

 1989年に無血クーデターで実権を掌握したバシル氏については、戦争犯罪や人道に対する罪などで国際刑事裁判所(International Criminal CourtICC)から逮捕状が出ている。また、今回の投票でも、野党が不正が行われたとして選挙をボイコット。欧州の選挙監視団からも透明性を疑問視する声がでており、選挙結果をめぐって波紋が広がりそうだ。

 一方、同時に行われた南部スーダンの大統領選挙も、現職のサルバ・キール・マヤルディ(Salva Kiir Mayardit)氏が再選した。(c)AFP/Guillaume Lavallee

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