【4月13日 AFP】地中海の島国マルタで、17日からのローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)訪問を前に、ある彫刻作品が物議をかもしている。その作品とは、マルタ国際空港近くのルア(Luqa)という町の交差点に設置されているオブジェ「Colonna Mediterranea(地中海の柱)」だ。地元の芸術家Paul Vella Critien氏が2006年に制作した作品だが、形態が男性器を思わせることから、カトリック教徒の多いマルタで問題視されている。ルア市長はこの作品を「わいせつ」で「気恥ずかしい」と糾弾。ローマ法王に敬意を示すためにも撤去するべきだと主張している。(c)AFP