【3月14日 AFP】グルジアの刑執行・保護観察省は12日、服役囚が修道院で刑期を務めるという新制度の導入を発表した。

 検察総庁、刑執行・保護観察省、グルジア正教会の代表からなる委員会を設置し、対象となる受刑者を選ぶ。

 新制度は「刑事訴追のリベラル化」と「受刑者の社会復帰の革新」を目指す政府の方針に沿って導入されるが、刑務所の過剰収容を緩和する目的もあるとみられる。

 世界の刑務所の改革に取り組んでいる「Prison Reform International」(PRI)は前年、グルジアで服役中の受刑者は約2万人で、2004年以降4倍に増えており、多くの刑務所で定員を超えているとの報告を発表していた。(c)AFP