【2月7日 AFP】大地震に見舞われたハイチで救援活動を行っている米軍部隊のグレゴリー・キーン(Gregory Kane)司令官は6日、米軍はハイチ政府が望むならば、必要がある限りハイチに留まると語った。

 これまでのところ、首都ポルトープランス(Port-au-Prince)の16か所に設けられた食料配給所の警備が米軍の主な活動になっている。キーン司令官は過去の事例からすると、救援活動のなかで軍事的な性格のものは開始から45日から50日で終わるだろうとの見通しを示した。

 被災者の間では救援物資が届かないとの不満は依然として強いが、キーン司令官はハイチの物流は震災前の水準を超えており、今後も改善されていくだろうとの見通しを示した。

■G7はハイチの債務を免除

 一方、カナダのイカルウィット(Iqaluit)で開かれた7か国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席したカナダのジェームズ・フレアティ(James Flaherty)財務相は6日、7か国はハイチの債務を免除すると述べた。ハイチは過去にも債務免除を受けたことがあり、対外債務は約8億9000万ドル(約790億円)にまで減っていた。(c)AFP/Andrew Beatty