【12月3日 AFP】中米ホンジュラス議会は2日夜、6月28日のクーデターで大統領を解任されたホセ・マヌエル・セラヤ(Jose Manuel Zelaya)氏の復職の是非について審議・採決を行い、反対多数で否決した。

 採決に先立つ審議は6時間に及び、一部議員がクーデターとその後の軍の取り締まりを激しく批判したが、128議席の議会で反対票が過半数に達した時点で復職に賛成した議員は9人のみだった。

 中南米各国は、セラヤ氏が来年1月27日までの大統領任期をまっとうしない限り、ホンジュラスとの関係を正常化しない姿勢を示しており、5か月に及ぶ対立解消に圧力が高まっていた。

 しかしセラヤ氏の復職が議会で否決されたことで、米国の仲介によるセラヤ氏とロベルト・ミチェレッティ(Roberto Micheletti)暫定政権との間の交渉は行き詰まりを迎えた。(c)AFP/Noe Leiva