【10月19日 AFP】世界有数のダイヤモンド産出国ながら経済的苦境にあるアフリカ南部ボツワナで18日、2日前に日行われた議会選の結果が発表され、セレツェ・カーマ・イアン・カーマ(Seretse Khama Ian Khama)大統領(56)率いる与党、ボツワナ民主党(BDP)が圧勝し、次の5年間の政権担当を確実にした。

 最終結果でボツワナ民主党は57議席のうち45議席を獲得した一方で、最大野党は改選前議席の半分近くを減らし、残りの票をほかの野党に奪われた。

 カーマ大統領はボツワナ独立時のセレツェ・カーマ(Seretse Khama)初代大統領の長男で元軍司令官。2008年に前大統領の引退に伴い大統領に就任したため、選挙では初の勝利となったが、その統治スタイルには独裁的だという批判もある。(c)AFP/Fran Blandy