【9月20日 AFP】南米ガイアナの首都ジョージタウン(Georgetown)で開かれたカリブ共同体・共同市場(Caribbean CommunityCARICOM)の農相会議に出席したガイアナのロバート・パサード(Robert Persaud)農相は18日、ハイチへのコメ輸出量を2倍にすることを明らかにした。安価な米国産コメの輸入におされて苦境にあえぐハイチのコメ業界を支援するため。
 
 両国は近く覚書を交わし、ハイチはガイアナ産のコメにかかる8%の輸入税を撤廃し、その見返りとしてガイアナはハイチに農業技術支援を行う。パサード農相は、「ハイチのコメ産業は補助金を受けた安価な輸入米によって破壊された。このようなことを繰り返さないため、ハイチへの農業技術支援を決めた」と述べた。

 ハイチは現在、年間5万トン以上のコメをガイアナから輸入している。(c)AFP