【8月12日 AFP】(一部訂正)9日に行われた男子ゴルフ、世界ゴルフ選手権2009(World Golf Championships 2009)第3戦、ブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2009)最終日で、同組のパドレイグ・ハリントン(Padraig Harrington)と自身にスロープレーの警告を出した競技委員を批判したタイガー・ウッズ(Tiger Woods)に対し、罰金が科せられていないことが明らかとなった。 

 米メディアでは、スロープレーの警告が出された16番ホールでハリントンが急いでショットを打ち、トリプルボギーを叩いたことに関するコメントで、ウッズに罰金が科せられるとみられていた。

 ウッズは11日、この報道に対し「罰金はない。それは誤報だ」と語っている。

 欧州ツアーの競技委員ジョン・パラモア(John Paramor)氏は16番ホールでウッズとハリントンにスロープレーの警告を出した。15番ホールを終えてウッズを1打差でリードしていたハリントンは、同ホールでトリプルボギーを叩いてウッズを3打差で追う立場となった。

 ウッズは大会終了後に、「ジョンが素晴らしい戦いに介入したことを申し訳なく思う。じっくり時間を取ればパディー(ハリントン)はあんな形でピッチショットを打たなかっただろう。でも彼は時間に追われていた」と語り、競技委員を批判していた。

 米プロゴルフ協会(PGA)は声明で「レポーターによって報じられた情報は不正確なものだ。いかなる懲戒処分の手続きにも入っていない。タイガーのコメントはスロープレーを宣告された影響に関するものだ。これを理不尽な攻撃や非難とは見なしていない」と発表し、ウッズのコメントが処罰に値しないとしている。(c)AFP