【5月27日 AFP】シエラレオネ当局は26日、国内に200人とも言われる外国人のニセ医者の一斉取り締まりを実施した。

 コロマ(Sheiku Tejan Koroma)保健相は、「偽造文書を使って医者になりすましている人物の正確な人数は把握していないが、こうした脅威に終止符を打つことを決意した」と説明した。ニセ医者は国内各地、特にへき地に根を下ろしており、合計200人以上はいると推定されている。

 また、外国籍のすべての医者または医療従事者は、今後、保健省による資格の審査を経て登録される必要があるという。保健当局によると、本物の医者でも、保健省への登録を怠っている人は多いという。

 今回の取り締まりは、前週にずさんな盲腸の手術により3人が命を落としたことを受けて、行われた。なお、ニセモノと疑われる医者の多くは中国、中東、東南アジアの出身だという。(c)AFP