【10月21日 AFP】アフリカ諸国首脳は20日、ジンバブエの連立政権をめぐる特別会議をスワジランドの首都ムババーネ(Mbabane)で開始したが、ジンバブエの野党、民主変革運動(Movement for Democratic ChangeMDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長は渡航書類の到着が遅れたことに抗議し欠席した。

 ツァンギライ議長はロバート・ムガベ(Robert Mugabe)ジンバブエ大統領ならびに各国首脳4人と会談する予定だった。ジンバブエの連立政権をめぐる交渉は5週間にわたり行き詰まっている。

 MDCはツァンギライ議長が緊急渡航書類を受け取ったのは19日午後だったとし、これは連立合意で首相就任が予定されている人物に対する「侮辱だ」と述べた。

 ツァンギライ氏に対しては、1年近く通常のパスポート取得が認められておらず、1回の渡航ごとに緊急渡航書類が必要となる。(c)AFP/Sibongile Khumalo