【8月13日 AFP】グルジアの南オセチア(South Ossetia)自治州情勢で、調停のためにグルジアの首都トビリシ(Tbilisi)入りしているフランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は13日、グルジアとロシアは和平案に合意したと発表した。これに先立ちロシア政府は作戦停止を命令した。

 サルコジ大統領は同日朝の記者会見で「和平案は、ロシア、グルジア両政府に受け入れられた。当事者すべての合意を取り付けた」と述べた。

 しかしサルコジ大統領とともに会見に出席したグルジアのミハイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)大統領は、「領土の保全と南オセチア自治州およびアブハジア(Abkhazia)自治共和国がグルジアに帰属することには疑問の余地はない」と述べ、いかなる和平案もグルジアの領土の保全を脅かすものであってはならないとの姿勢を強調した。(c)AFP